2024/04/04
Aさんから質問をいただきましたので皆さんにシェアします。
例えば、
$x^2+5x+6$を因数分解すると、
かけて6、たして5になる組み合わせは2と3ですから、
$(x+2)(x+3)$になります。
このことから、 一般的に次のことがわかります。
かけて●×▲(上の式では●が2▲は3)、たして●+▲になる式、 $x^2+(●+▲)x+●▲$ を因数分解すると $(x+●)(x+▲)$ になる。
(↑この部分をじっくりとよく吟味してください)
●と▲の中には、例えば1や13などの数字やxやyなどの文字、またこれらが入り混じった式などが入ることができます。
(正確に言えば—-虚数(後で学習します)を除く実数の範囲であれば—-という但し書きがつきますが、今は考えなくても大丈夫です)
以上のことから、
今、 ●の中身が$y$、▲の中身が$y+1$と考えると、
$●▲=y(y+1)$
$●+▲=y+(y+1)=y+y+1=2y+1$
ですから、
$x^2+(2y+1)x+y(y+1)$
$2y+1$を$y$と$y+1$に分解すると、(多分ここがわかりにくいのではないでしょうか…)
$=x^2+${$y+(y+1)$}$x+y(y+1)$
$=(x+y)${$x+(y+1)$}
$=(x+y)(x+y+1)$
が成り立ちます。